3連休ができたので瀬戸内海ライドをしてきた話 - Part 2
3/16(土)。瀬戸内海ライド2日目。
天気は青空が見えつつもほぼ曇り。
そして昨日に引き続き、窓を強く揺らす強風。
この日も手強くなりそうです。
朝7時。ゆっくり起床し、宿の朝食をいただく。
ご飯に味噌汁、焼き魚。日本の朝食黄金パターン。
ご飯をおかわりしてエネルギーを溜め込みます。
8時。玄関で自転車を組み立てチェックアウト。
この日は今治からフェリーで岡村島へ渡り、そこからとびしま海道を経て呉まで行く予定。
船に乗るため今治港へ向かいます。
着きました。宿から1分。
待合所にもなっている「みなと交流センター」。
出港は8:25なので、チケットを買ってのんびり船を待ち…
・・・。
これは…これは想定していなかった。
スタッフの方に聞いてみたところ、8:25発の便は欠航確定。
次の便は12:00発だが出港するか現状未定とのこと。
船は…来ないんやなって…。
完全に予定が狂いました。
まったり島旅2日目の野望は絶たれました。
が、すぐさまリカバリー策を考えます。
今思いつく案は、
案①:前日のルートを折り返す、しまなみ海道往路プラン
案②:今治から東へ進み香川を目指すうどんライドプラン。
ここは…新ルート開拓ということで案②を選択!
国道11号をメインに四国北部の海沿いを進むことに。
頭をうどんに切り替え、サドルにまたがり進軍開始。
今治の街をあとにします。
今治市役所。
ちょっと寄り道して今治城。
海。ホントだったら海を渡っていたんやなって…。
この日の風向きは前日に引き続き南西野風6m/s。
進行方向からして追い風になるかと思いきや、前半は向かい風。
というのも、今治から西条までは南東へ伸びる道となっており、
眼の前には石鎚山がそびえています。
おそらく南西から吹いた風が吹き下ろしとなって向かい風となっているのでしょう。
曇ったり晴れたり。
走ってみて気が付きましたが、四国は海と山がすごく近い。
目に入る景色がバラエティ豊か。
予讃線を走る特急しおかぜ。
カメラを構えてみたものの撮れてるとは思いませんでした。ラッキー。
走り始めて約2時間。新居浜市に入ろうかというところ。
雲の多い天気でしたが、だいぶ回復してきました。
でも気温はまだ10℃になったかどうか。肌寒さは続きます。
新居浜市の舗装状況すばらしい。
これまでも国道11号はしまなみ海道のように青い線が引いてありましたが、
新居浜はさらに路肩も広いときてます。
平均勾配4%くらいが5kmほど続きます。
あせらず山岳賞ポイントを通過。
登りがあれば当然下り。
高いところから見下ろす青い水面と海岸線沿いの工場地帯。
曇ってしまうとせっかくの瀬戸内海が青くなくなってしまうのが残念。
こちらは特急いしづち。
少し前に出てきたしおかぜと連結しています。
こちらも運良く撮れていました。ラッキー。
特急いしづちを見送ったあとは、またしばらく曇りが続いていましたが、
愛媛県と香川県の県境が近くなったところで綺麗に晴れてきました。
本当に、実に青い。
これは…、地図を見た感じ伊吹島というそうです。
いいですねぇ、島。渡ってみたい。
そんなわけで走り始めて約4時間。香川県に突入です。
そして県境をまたぐと同時に現れるうどん屋。しかも2件。
さすがとしか言いようがないです。
県境の直ぐ側にある道の駅、「とよはま」に寄り道。
四国遍路。自転車で八十八ヶ所巡りもアリかも。
寛永通宝?と思ったら、香川県の観音寺市にある寛永通宝の砂絵があるとのこと。
江戸時代、丸亀藩の藩主が現在の観音寺市を訪れることになった際、
住民たちが藩主を歓迎するために巨大な寛永通宝の砂絵を描いたのが始まりで、
現在もずっと維持・保存されているようです。
台風などで砂絵が崩れたときは、地域住民総出で修復作業をするみたいです。
ぶらっと道の駅を散策しておみやを購入。うどん県ですしね。
手ぬぐいブームが来ているからか、ホント各地でユニークで綺麗な手ぬぐいが売られています。
ついついコレクションしたくなりますね。
さて、お昼の時間をすこし過ぎてしまいました。
お店が閉まってしまう前に、うどん屋を探します。
道の駅とよはまのすぐ近くにあったお店は玉切れで閉店していたので、
GoogleMapを眺めていると200~300m程先に「武蔵」というお店があるようです。
きました。「6」がつく日はうどんが安くなるようです。
ぶっかけうどんに鶏天といか天を注文して400円ほど。
値引きされてるとしても安すぎ!!
ちなみに、うどんのサイズを聞かれたときに「大で!」と答えたところ、
「3玉ですけど大丈夫ですか?」と返されました。でかすぎでしょ。
「ちゅ、中で…」と答え直して注文を変更しました。
圧倒的なうどんのコストパフォーマンスに驚かされます。
中でもお腹いっぱいになったところで、今日の目的地の丸亀市へ向けて再出発。
途中で国道11号を逸れて、父母ヶ浜を目指します。
どうやら、日本のウユニ塩湖と言われるほどきれいな砂浜らしいです。
海。
ミノウラさんにはいつもお世話になっております。
コーナーを曲がって…。
着きま…ウユニ塩湖…?
みごとに干上がってました。これは…来る時期を間違えましたね…。
せっかくなので途中で買ったみかんジュースで一服。
あーーーまいです。四国は柑橘天国。
父母ヶ浜からは丸亀市に向けて、名もない山を越えます。
下りでは遠くに瀬戸大橋が!
また武蔵を発見。
海の上にぽつんと神社が。津島神社と言うそうです。
この神社へ渡れるのは、年に2日間(8月)だけらしいです。
16:30。丸亀市に到着。
だいぶ日が伸びたおかげで、明るいうちに目的地に着きました。
せっかくなので、夕暮れの瀬戸大橋を撮りに寄り道します。
場所は蓬莱海浜公園。
工場地帯の先にあるちょっとした公園です。
釣り人が作ったのか、堤防の上に乗れるお手製の階段があったので拝借。
瀬戸大橋のほか、造船所や巨大なタンカーが夕日に照らされる風景は、
今自分が住んでいるところでは簡単には見ることができません。
本当に新鮮で、本当にわくわくします。
しばらく写真を撮っていると、ぽつぽつと雨が。
急いで宿へ向かいます。
ちなみに宿は道中の休憩中にじゃらんで予約。案外間に合うものです。
嬉しいことに虹がでました。
雨はぽつぽつしただけで終わり。もう急ぐ必要もありません。
蓬莱海浜公園から5kmほど走り、今日の宿「ビジネスホテル青山」へ。
自転車を輪行バッグにしまい、宿にチェックイン。
和室を予約していましたが、なぜか洋室のツインルーム。
広い部屋を独り占めです。
おへやからのゆうやけきれい。
荷物を置いたら夕食へ。
さすがに18:00を過ぎるとうどん屋はどこもしまっています。
仕込みが早いぶん、閉まるのも早いようです。
というわけで、ちょっと歩いて焼き鳥押しの居酒屋「梵天丸」へ。
このレモンサワーがうまい!まるごとレモンサワーって名前だったかな?
レモンから滲み出たさっぱりした酸味・甘みが炭酸と合わさって爽快。
ついついゴクゴク行きたくなってしまいますヤバイヤバイ。
そして焼き鳥。おすすめ5本セット。これがまたレモンサワーといい組み合わせ。
ジューシーな肉たちを爽やかなレモンサワーで流していく。
最後は梅茶漬けで〆。
夕食後はスーパーに寄り道しつつ宿へ。
風呂に入って2杯目を呑みつつテレビを見ながら就寝。
予想外のトラブルと急な予定変更となった2日目でしたが、
初めて香川県に突入できたり、うどん美味しかったりで結果オーライ。
次の日は…瀬戸大橋にでも行こうか。
つづく。