台風から逃げ切れ ~ 茨城から新潟まで285km走ってきた話 Part2
朝5:00起床。眠い。ケツも痛い。
今日は新潟まで160km。向かい風でなければいいなぁ。
Part1はこちらからどうぞ。
朝食を食べ、着替えをしてチェックアウト。
お値段もリーズナブル、スタッフの方たちも親切で良い宿でした。
ありがとう千家さん!!
匠の宿千家さんは国道4号から外れたところにあります。
まずは4号へ合流。昨日とは打って変わって、風は非常に穏やか。
今日は走りやすそうです。
国道4号に合流したら、すぐに国道49号へ入ります。
4号を直進・北上すると福島市方面。磐梯吾妻スカイラインへ行けます。
49号は西へ向かうルート。猪苗代、会津経由となります。
前方には山が見えています。猪苗代湖にたどり着くには300mほどの
ヒルクライムとなります。傾斜はそこまできつくないので、焦らず
淡々と登ります。
国道49号は路肩が広くとっても走りやすいです。
雪国ゆえ除雪した雪をためておくからなのでしょうか。
自転車乗りにとっては嬉しい限りです。
2つほどトンネルがあります。どちらも広めの歩道がありますので、
安全重視で歩道を走ります。
2つ目のトンネル入り口が猪苗代湖までの最高地点。
ここからは緩やかに下ります。
1時間ちょっとで猪苗代湖に到着。
ほどよいヒルクライムで体温・心拍ともに好調。
天気は曇ってしまったので写真写りはイマイチ。
湖畔沿いを進むと磐梯山が姿を表します。
磐梯山を望むのは約1年ぶり。磐梯山ゴールドラインを登ったとき以来です。
まだまだ紅葉には遠いですね。磐梯山の紅葉を楽しむなら10月半ばがベスト。
時刻は朝8:00。標高が一気に上がったおかげで9月半ばでも肌寒いです。
先ほどとは別角度から猪苗代湖を眺め一服。
そして猪苗代観光協会さんの開店(?)するまで時間調整。
というのも・・・
磐梯山バッジ!
これが欲しかったんですよ!去年の磐梯山ゴールドラインを走ったとき、
どこにも磐梯山のバッジが売っていなくて残念な気持ちになっていたのですが、
あとから調べてみたところ猪苗代観光協会さんのところで売っていることが
わかりました。これは寄らない訳にはいきません。
走った山、走った道のグッズを買い集めるこの感じ。いわゆる実績解除に似てます。
収集癖が極まっていきます。
そんなわけで時間調整の結果、開店の8:30ジャストに観光協会さんに到着。
無事磐梯山バッジをゲットできました。
ちなみにもう一種類バッジがあるので、もう一回来ないと完全な実績解除に
ならないですねニヤリ。
実績解除が終わったので、ここからは新潟に向けてガンガン進みます。
猪苗代からは平坦の後下り基調。40km/h付近でぶっ飛ばしていきます。
頭を垂れる稲穂に雄大にそびえる磐梯山を望みながらの高速区間。
非常に気持ちが良いです。
おっ、この景色は見覚えがありますね。
トラックに隠れてしまっていますが、右前方にはセブンイレブン磐梯インター店。
1年前、磐梯山ゴールドラインを登るときの拠点付近です。
またこの場所を通るとは、1年前は思いもしていなかったです。
ということはこの先には道の駅ばんだいがあります。
ちょっと寄り道。たくさんのバイク乗りたちが休憩していました。
バイクラックも置いてあり、自転車乗りにも嬉しい道の駅ですね。
しっかり道の駅スタンプも押していきます。
トラベラーズノートがほとんどスタンプ帳と化しています…。
もっと有効活用しなければ。アナログ情報も大事にしよう。
高速区間を終え、平坦基調の塩川の町を抜けます。どうやらお祭りの準備中。
アクションカムだと広角な分、遠目に映る風景は実際の感覚より
かなり小さくなってしまいますね。
時刻は大体10:30。
会津坂下の市街地に差し掛かった所。この先登坂が控えているので、
ファミリーマート坂下町川尻店で休憩。焼きそばパンとおにぎりで
エネルギーチャージ。
真夏の能登半島でハンガーノックに近い症状になったので、その反省を活かして
念入りに補給を入れていきます。
国道49号の会津坂下は2段階の登坂があり、どちらも傾斜は5~7%程度。
標高も100m程度の上りです。シッティングとダンシングで疲労を逃しながら
着実に登坂をこなしていきます。
そしてこのあたりで標識に新潟の文字が出てきました。
写真だとわかりづらいですが、新潟まであと98kmと出ています。
まずは1つ目の登坂終了。七折峠トンネルが目印。
今回のトンネル写真。
トンネルを抜けたあとは下りつつ只見川を越えます。
只見川を超えたらまた次の登坂。今度は4kmと少し長いです。
それでも斜度はMAX7%ほど。脚がつるまではいきません。
ちなみに今回のギア構成も50-34t&12-25t。この構成、ツーリングには
かなりおすすめの構成だと思っています。
リアはややクロスレシオ気味でギアのつながり重視、フロントはコンパクト化で
登坂対策。レースでなければ11tは無くても問題なし、インナーが34tなら
ローギアが25tでも十分登れる、という判断ゆえのチョイスです。
レースだと、フロントがコンパクトの場合に11tが無いと下り基調の場面で
回しきってしまいます。
さて、登っていたら坂の途中が工事区間になっていました。
これはもうしょうがないので脚を着いて休憩です。
何気にインプレッサGTが。
この場面でも、工事で詰まっている車がすべて通ったら自分が列の
一番前になるようタイミングを見計らいます。
と、工事のおっちゃんのはからいでパイロン内を走らせてくれました。
ありがたやありがたや。
トンネルを超えたら急坂ダウンヒル。タイトコーナーもないので安心して下れます。
下りが終わったところで、「道の駅にしあいづ」に到着。
時刻も12:00を回ったということで、ここで昼食を取ります。
ワァオ、おしゃれ。とんかつサンドです。
クーラーのきいた店内でのんびり休憩。ついでにスタンプ実績も回収。
道の駅にしあいづはちょうど駐車場を工事しているようで、
駐輪スペースも見当たらなかったため、かなーり端っこのフェンスに
駐輪しました。
昼食を取って30分ほど休憩したら再出発。また登坂の開始です。
この登坂を超えれば新潟県に突入です。
傾斜も先程変わらず、大体5%くらい。
きたぜ新潟県!!
人生初新潟県です。長いようで短かったような、でもやっぱり長かった…。
ここまでくれば、もう坂も中盤。登りきってしまえば下りと平坦しかありません。
ひたすら阿賀野川沿いを下ります。
道の駅阿賀の里をすぎると、下り区間も終わり、平坦区間に入ります。
この日は前日と違って風も強くなく、開けたところでもかなり快適に
走れました。
ちなみにこの時(残り20km)、まさかのガーミンのゴーストに追いつくという展開。
弱虫ペダル並の展開に勝手に一人で燃え上がっていました。
しばらく河川敷コースを走った後、市街地に入ります。
が、これが予想外に厳しいコースでした。
なにが厳しかったって、交通量の多さと自転車通行禁止による迂回。
ストップアンドゴーも多く、今日のゴールの新潟駅まであと15kmになっても
なかなかつかない…。
自転車通行禁止の看板…。左の迂回路を進みます。
交通量多すぎィ!容赦なく歩道へ逃げます。
我慢に我慢を重ね、遂に…。
新潟駅到着!!!!
17:00には到着する予定が、30分ほど遅れてしまいました。
というのも、新潟住みのフォロワーさんである、ろうや兄貴(@_rouya_)に
会う約束をしていました。
「ろうやさんどこだどこだ」なんてやり取りをしつつ、無事合流。
一旦自転車を宿に預けて、一緒に食事へ行くことに。
男二人でおしゃれアイスゥ。
からの
焼き鳥!!(野郎同士なのになぜこの撮り方をするのか。コレガワカラナイ。)
ビール!!!
肉!!!
ろうやさんに案内してもらったお店で、お互いの就職の話や筋トレの話、
その他新潟話など実に刺激的な話ができたひとときでした。
ちなみに今回案内していただいたお店は、「やきとり せきとり」さんの本店。
ろうや兄貴、本当にありがとう!!!
ろうやさんと別れたあとは宿に戻って長風呂。
今日一日のライドを振り返りながらグダグダタイム。
そして急に甘いものが食べたくなったので、近くのコンビニでティラミスと
何故かスミノフアイスを購入。さっきビール飲んだじゃねーか…。
甘いもので糖分を補給しつつ、アルコールが回ってきたのでそのまま就寝。
新潟ライドも明日で終わりか~スヤァ。
Part3に続く。