サイクルモードの時期が来たので三浦半島経由で自走してきた話 Part.2

11/3(日)。

サイクルモード自転車遠征2日目。

 

目覚めし場所は房総半島最南端。

窓を除けば朝日が照らすオーシャンビュー。

 

この日は引き続き房総半島を反時計回りに回りつつ、鴨川市安房天津駅付近から清澄の山を登りつつ内陸へ。

最終的に市原市の姉崎へと抜ける115kmのルート。

 

そして天気は残念ながら下り坂。

晴れているうちに海沿いの景色を楽しみつつ、今回は早めに宿に着きたいなぁ。

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荷物をパッキングし、宿を出発。

この時の天気は本当に雨が降るのか疑いたくなるほど清々しい晴れ模様。

気持ちよく海岸線を進んでいきます。

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風向きは残念ながら向かい風。

風速自体は3~4m/sと地味に脚を削ってくる強さで、ペダルを回す脚はジワリと重い。

後になって起きたことですが、今回履いていたレーシング3が回らなくなり、フリーボディをつけた状態でシャフトを回すとものすごく回転が渋い。

おそらく、もともとフリーボディ内のベアリングに入っているグリスが減っており、この後降られる雨でトドメとなった可能性が…。

つまり、レーシング3を使っていたときは余計なパワーを使っていたということか…。

 

 

 

愛用のホイールに異常があるとはつゆ知らず、向かい風に抗って鴨川へ。

途中、くじら漁で有名な和田浦を通過しましたが今回は立ち寄らず。

流石に朝早くからくじら料理のお店は空いておらず、道の駅も開店前。

ちなみに和田浦でくじら料理を食べるときは「ぴーまん」さん、オススメです。

 

 

 

そんなこんなで鴨川へ。

去年と同様、シーワールドはやっぱり素通り。

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鴨川シーワールドを通り過ぎたら、本ツーリングの山岳賞ポイント、清澄山へと向かいます。

海抜30mから300mへと一気に駆け上がり、養老渓谷へと抜ける約5kmの登坂道。

平均勾配6%、場所によっては15%をマークする房総半島屈指のヒルクライムコースです。

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なんかやばいのが見えている…。

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県道81号へ入ると、程なくして8%の登坂がスタート。

早々にインナーローへと落とし、省エネ走法で進みます。

ちなみ↓の写真に写っているループ橋は通行不可。

1991年度から事業を開始し、2010年度には終わっているはずだったがどうやら事業は遅れている模様。

なお完成は2020年度予定とのこと。(Wikipedia先生より)

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道中雨が強まり雨宿りをしつつも30分ほどで最高点のトンネルに到着。

10%オーバーのポイントはありつつも身構えていたほどキツくはなく、気がついたら終わっていた…といった感じでした。

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山間部に現れるトンネルの雰囲気好き。こわい。

 

 

 

トンネルを越えたらしばらく下り。

が、1~2kmほど下ったところで通行止めが…。

警備員のおじさん曰く、台風19号の大雨で一部倒木があり撤去作業で通行止めしているとのこと。

養老渓谷方面への迂回路を聞いてみたものの、地図も見る限り戻るほかなさそう。

ダメ元で押して歩いて通れないか聞いてみたところ、倒木の撤去自体は前日にほぼ完了しているので、それならば…ということで特別に通していただけました。

 

 

 

歩いて道を進んでいくと、今回の雨で泥水がところどころ流れており、SPDシューズで来てよかったと。

やっぱりツーリング中は両面ビンディングSPDシューズに限ります。

 

 

200~300mほど歩いたところで通行止区間は終了。

確かに倒木があったことを思わせる斜面のえぐれはありましたが、道路上の撤去作業は完了していたよう。

通行止めの反対側にいたガードマンのおじさんにも声をかけて、再び自転車に乗り出します。

 

 

それにしてもこの県道81号の狭さよ。

車の対面通行はかなり厳しそう。

でも、こういう雰囲気の道は冒険感にあふれていて好きな道です。

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 柿。

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だいすきな果物の一つです。

 

 

走り出して60km。

今回の目的地の一つ、養老の滝に到着。

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11月の上旬ではまだ紅葉シーズンではありませんでしたが、緑に囲まれた滝壺は迫力満点。

雨に濡れた木々でコントラストが増した葉や苔を、PENTAX K-5がいい感じに写真に落とし込んでくれています。

 

 

滝壺を眺めながら一服したところで進路は再び山の中へ。

時刻は11:30。そろそろ昼飯を食べたいところですが、今回の目的地の一つにとある飯屋を設定しているので、そこへたどり着くまではガチ飯は避けたいところ。

いや、むしろガチ飯どころか軽食を食べることすら困難なのが、この房総半島内陸コース。

自転車乗りにとっての補給ポイントといえばコンビニが定番ですが、この房総半島内陸はコンビニが皆無と言っていいほど存在しません。

GoogleMapなどで店を探すと「◯◯商店」というよくある田舎の店がヒットしますが、これがまた殆どの確率で閉まっている。(これは日本全国どの田舎コースであっても言えることではあるが。)

これから房総半島の内陸を通る人、悪いことは言わない、補給食は多めに備えておくべし、である。

 

 

という補給場所のなさに絶望しながら、事前に買っておいたエナジーバーやウィダーで食いつなぎつつ目的地の飯屋を目指します。

そういえば、今回始めて買ったウィダーシリーズの「inゼリー ブドウ糖(ラムネ味)」、すごく飲みやすく美味しかったです。(写真を掲載しようと思ったのですが、公式HPで見つからない…なぜ。)

普段飲んでいる青いパッケージの「inゼリー エネルギー(マスカット味)」も美味しいのですが、何個も飲んでいると飽きがきやすい。

が、このラムネ味はスッキリとした味わいで何個でも行けそうです。

なお経験的に、これらのゼリーを夏場に買って持ち歩くのはおすすめしません。激マズ化します。

食すならコンビニで買ってすぐのキンキンに冷えた状態がおすすめです。

 

 

 

養老の滝から約25km、走行距離85km。

今回の目的地、アリランラーメンで有名な「らーめん八平」に到着。

 

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並んでいますね~。

到着したのは14:00頃でしたが、結構な人数が行列を作っており、結局1時間待ちました。

なんでこんな混んでいるかというと、

・その1:ネタになるレベルの立地の悪さ

・その2:圧倒的パンチ力を誇るラーメン

ということです。

 

まず立地から。

主要道路から遠く、目印となるモノもない。

景色が代わり映えしない田舎道をひたすら突き進まなければたどり着くことができず、どこかのサイトには「カーナビがあってもたどり着くのが困難」とまで書かれているほど。

正直自分も、事前に下調べしてGarminにルートを入れていたのでたどり着くことができましたが、多分突発で向かうとしたら辿り着く前にiPhoneのバッテリーが切れていたんじゃ、と思います。

それほどの立地と紹介されているがゆえ、逆に行ってみたくなるという狂った 変わった チャレンジャーな人を魅了し訪れる人が後をたたない、と。

 

 

そしてもう一つ、ラーメン。

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にんにくの効いたスープ!肉肉肉!ニラァ!

現場からは以上です。

 

もうエネルギーの塊、パワーを生み出すためだけに作られたラーメン。

ホームページにも「厳しい峠越えのために力が付くよう」と書いてあるように、まさに自転車乗りにピッタリのハイパワーフード。

これから峠を越える人、たった今峠を越えてきた人、そのどちらの胃袋も刺激し活力を与えてくれるありがたいお店です。

もうボトルの中身このスープでいいんじゃないかな。

 

 

 

減りに減った胃袋に濃厚なスープとジューシーなチャーシュー、もちもちの中太麺をインサートし、エネルギーフルチャージしたところで、宿までの残り30km。

食べ終わって店を出たときには時刻は15:30。日没が迫り若干焦る。

幸い、らーめん八平を出て5~10kmほどで雨は止んだため、残りのルートは視界も良好。

が、案の定市原市の平坦へ出た頃にはすっかり夕暮れ時。

なんやかんや宿についたのは17:00となってしまった。

 

 

 

この日泊まったのは「スーパーホテル千葉市原」さん。

事前に自転車をパッキングして持ち込んでよいかを連絡していたので、宿の方の対応は実にスムーズ。

そしてなんて言ったってスーパーホテルは大浴場がある!!

風呂はいいね。風呂は心を潤してくれる。リリンが生み出した文化の極みだよ。

そう感じないか?碇シンジくん

自転車に乗り、湯船に浸かる瞬間。

雨のライドで固まった体がじわじわとほぐれ疲労が癒やされていくこの感じ。

たまらん…。自転車乗りにとって風呂は何よりのピットです。

 

 

 

風呂の後、洗濯を済ませ、夕食を探しに近所へ。

ぱっと見つけた台湾料理屋へ転がり込み、エビチリ定食を注文。

定食にラーメンもついてきて、昼夜連続でラーメンになってしまった…。

 

 

 

あとは宿に戻り、ぐだぐだしているうちに就寝…。

 

 

 

明日はいよいよサイクルモード

つづく。

 

 

 

ためしにヌトラバを貼ってみる。