サイクルモードの時期が来たので三浦半島経由で自走してきた話 Part.1
11月。
また今年もサイクルモードの時期がやってきました。
恒例のロングライドのお時間です。
一昨年は茨城県日立市→犬吠埼→利根川CR→印西市→幕張の200km、
昨年は日立市から国道51号~銚子経由で房総半島を1周する400km。
じゃあ今年は・・・
牛久市スタートからの三浦半島経由、房総半島最南端によりつつ内房を回る300kmルート。
未だ台風15号・19号の爪痕が残る房総半島。
果たして無事計画通りのルートで回れるのか?
残業上がりからの深夜スタートで精神力・体力は持つのか?
なか゛いたひ゛か゛はし゛まる・・
11/1(金)、19:00退勤。定時に上がりたかった・・・。
残業後の擦り切れたメンタルで帰宅し、夕食と仮眠。
日付が変わって、11/2(土)AM2:00。
大学時代から何度も走っている国道6号ゆえ、道の特徴もすっかり覚え慣れたものではありますが、それを差し置いても柏~松戸区間の走りにくさと言ったら・・・。
狭い路肩に荒れた路面、交通量の多さに信号地獄。
ただ、今回はこの難儀する区間も深夜のうちに通過。
車が少ないだけで難易度も段違いに楽に。
むしろこのために深夜に出発したと言っても過言では有りません。
とは言うものの、やはり信号の多さによるタイムロスはかなりもの。
キャノンボール勢が関東近郊を「信号峠」と呼ぶのもわかります。
スタートしてから55km。
キャノンボーラーの汗と苦労が染み込む道路元標に到着。
Twitterのタイムラインでも少し話題になっていたように、唐草模様の風呂敷がかけられていました。
(この記事を書いている11/16現在では外されている模様・・・?)
夜景の撮影に四苦八苦しつつも、道路元標の撮影を済ませて国道1号へ。
東京駅から皇居周辺を抜け東京タワー。
薄っすらと夜が明けてきた、群青にそびえる赤い塔が実にきれい。
品川を通過する頃には未明から早朝へ。
普段は海沿いや山岳地帯など自然の中を走りながら写真を撮ることが多いですが、都内のビルがそびえる風景もまたいいものである。(ただし早朝に限る。)
グラブルコラボのカードをもらったので、開けてみたらスタン君。
ルリア カ アリーザ ガ ホシカッタンダヨナァ・・・。
国道15号を進みながら、オシャレシティ横浜を通過。
途中腹痛でコンビニへ駆け込んだりしましたが、わたしはげんきです。
あ、でも横断歩道のない交差点&左折レーンのコンボは勘弁してください。
小高い山と海との狭間を通りながらトンネルを抜けていく独特な道路模様。
金沢文庫を「カナザワフミクラ」と読みたくなるのは世界樹4の影響ゆえ。
なーんて言っていると、あたりはすっかり港町。
スタートして110km、みんな大好き横須賀に到着です。
この日見ることができた護衛艦は、「DD-120しらぬい」と「DDH-183いずも」。
写真だとごくごく小さいですが奥の方に「AMS-4305 えんしゅう」もいました。
昨年の2月に訪れたときは、きりしまやおおなみなど4艦が見れました。
そして前回よりもきれいに護衛艦が撮影できている。圧倒的成長を感じる。
横須賀でお船を見たあとは、観音崎を回ってからの「浦賀の渡し」へ。
昨年の2月に来たときに船の故障で渡ることができず残念な思いをしたものですが、この日はバッチリ稼働中。
地図で言えばたかだか2~3kmのショートカットではありますが、こういうのは風情を楽しむのが大事。
自転車の直ぐ側で海を渡れるなんて最高じゃないですか。
待合所のボタンを押すこと十数分。豪華客船がやってきました。
乗り合わせたLOOK795のお方としばし談笑。
デュラエースDi2油圧ディスクでバッチリ固めたマシンのなんとかっこいいことか。
グッバイ神奈川、いくぜ千葉。
どんぶらこどんぶらこ。
スタート時点で既に房総半島が見えています。
地図で見ても直線距離ならば三浦半島~房総半島は思いの外近距離です。
約40分で房総半島に到着です。
さらばかなや丸。
金谷港からは房総半島を半島系周りに進みます。
ここからの区間は、昨年のサイクルモード遠征2日目とは逆ルート、そして時間帯も昼間の通過です。
去年は見られなかった・気が付かなかった風景を楽しみながら…と行きたいところですが、今年はちょっと複雑な気分でした。
台風15号・台風19号が通り過ぎてから1ヶ月は経とうとしていますが、未だ曲がったままの標識や復旧途中の店舗、そして瓦礫が積み上がったままの建物が目に入ってきます。
特に館山市は、海沿いの多くの建物が復旧真っ只中でした。
こういう時のんきに観光に訪れてよかったのか頭をよぎりましたが、せめて地域にお金を落として復旧の足しになれば。
そんななか立ち寄ったのは「渚の駅たてやま 渚の博物館」。
ジンベエザメのこのイラスト。ジンベエザメ好きとしては寄らずにいられなかった。
このタッチ、そう、さかなクンである。
魚の特徴を的確に捉え、それでいて親しみやすいポップな絵。
おとなもこどももおねーさんも楽しめる、素晴らしいイラストだと思います。
博物館はさかなクンイラストによる癒やし空間。
ジンベエザメってなーんでこんなにかわいいんでしょうね。
大きな体にポツ目、泳ぎはゆっくりで主食はオキアミというほのぼのさ。
ぜひダイビングで一緒に泳いでみたい…。
館山を後にし、館山運動公園の登坂をクリアした後は、いよいよ房総半島最南端へ。
房総半島に入ってから向かい風気味でしたが、運動公園を過ぎてからの海沿いの道がまぁなかなかに強風。
ここ最近の風運ホントに悪いなぁと。
ということで2回目の房総半島最南端の碑。
台風被害故か最南端の碑のすぐ目の前は地面が崩れており撮影ポジンションに少々難儀。
んでもって最南端の碑までの道はこんな感じ↓↓。
またここでもシクロクロスよろしく担いで通過です。
それでもこのベンチがよく生き残ったなぁと思います。
あたりはすっかり夕暮れ。
なんだかんだ深夜から夕暮れまで丸一日走っていました。
気温もだいぶ下がってきたので宿へ急ぎます。
本日の宿は「民宿平重郎」さん。
付近の宿が軒並み台風の影響を受けたなか、幸いにも被害がなく営業を続けることができたとのこと。
あぁ、こういう畳敷きの部屋、最高に落ち着きます。
ベッドではなく敷布団、椅子ではなく座布団。
お茶をすすりながら相撲を見ながらごろごろ。
なんだかんだここまで170km。それなりに疲労も溜まっていたので、熱々のお風呂のあとに夕食を食べてそのまままどろみ…。
次の日は清澄から内陸へ進み市原の姉ヶ崎まで。
房総半島内陸は自分にとって未知のエリア。
果たして…。
つづく。