炎天下の日本海巡り ~ 金沢・能登半島自転車旅行 Part3
金沢・能登半島旅行最終日。朝6:00起床。
輪島市の朝といったら漁港の朝市が有名ですが、調べてみると
お店が立ち並ぶのは朝8:00からとのこと。
二度寝の誘惑に負けそうになりましたがそれでは勿体無い。
輪島市街から大体10kmというとっても手頃な距離。
時間つぶしがてらの朝の運動にはもってこいです。
あっ、Part1とPart2はこちらからどうぞ。
というわけで、サコッシュにK-5と財布、携帯を入れ、
ホテルの方に出かけてくることをお伝えして出発。
前日の脚の疲れはほとんど残ってない感じ。
朝の日本海を眺めながらのんびりサイクリング。
朝からこんな清々しい風景を見ながら走れるなんて、実に充実しているぞ俺。
焦らずインナーでテンポよく回していけば問題なくクリアできます。
そんなわけで30分ほどで、白米千枚田に到着。
美しい…。
自然地形とは違う、人の営みが作り出した風景。
芸術としか言いようがありません。二度寝しなくてよかった…。
自販機で飲み物を買いながら写真を取りつつぼんやりしていると、
地元の方に声をかけられました。
自転車乗りってのはぼんやりしているだけで話しかけられる生き物なんですね。
輪島市にお住まいで、日々この千枚田の写真を撮影されているとのこと。
「茨城から来ていて~」「金沢出発で能登半島半周なんですよ~」なんて
話から、カメラの話、趣味の話、旅の話など、30分は話し込んでいたかと
思います。こういう旅先での会話ってのがまた自転車旅の醍醐味ですね。
なんやかんやで7:30くらい。今から戻ればちょうど朝市が始まる時間。
お互い別れを告げ、輪島市へ引き返します。
おおぉ、やってるやってる。歩いているとお店のおばちゃんに
めっちゃ声をかけられます。味見させてもらったり世間話しながら
ぶらぶらしていました。わさび青のりが激ウマだったのですが、
自転車で持って帰ると傷んじゃいそうだったので諦めてしまいました…。
今となってはどうしてもあの味が忘れられず、郵送してしまえばよかったです。
そうそう、この輪島市は朝ドラ「まれ」の舞台にもなっています。
見覚えのある人も要るんじゃないでしょうか。
太鳳ちゃんかわいい( ◠‿◠ )
輪島サイダー米味を買って一服したら9:00近くになっていました。
宿へ戻りチェックアウトを済ませます。
ここからは穴水町までちょっとした山越えです。
といっても傾斜はそれほどきつくなく、平均4~5%程度でしょうか。
前日のほうが厳しかったです。
「またどうぞ輪島」の看板。ぜひまた来たい。
グローブは暑いしくさいしで外しています。滑る…。
この日も朝から30度超え。とんでもなく喉が渇きます。自販機を見つけたら
容赦なく立ち止まり水分補給。
15kmほど走ると山のピークを迎え、穴水町の看板が出てきます。
星空のまち。ろまんちっく。
この疾走感。アクションカムがいい仕事しています。
午前11:00くらいには穴水町に着いてしまいました。
気温は確実に35度近くでしょう。穴水駅についたら急いでドリンクを買い、
日陰のベンチへ逃げました。30分ほど体を冷やし、駅のトイレでサッと着替え。
ちょっと駅構内をぶらぶらしていたら…。
ラッキーなことに花咲くいろはのラッピング車両を見ることができました。
せっかくなので駅の近くで昼食。「能登バルAZ」さんに入ります。
こちらのマスターも自転車乗りということで、ここでも自転車話。
コルナゴのCONCEPTを購入予定なんだとか。
バジルのパスタを注文!バジル大好きです。
あ!ファンティーニ!!「撮ってもいいですか?」と聞いたら快く
OKしてくれました。
昼食後は輪行の準備をして駅の待合室で電車待ち。
穴水を13:00ごろ出ても茨城に着くのは21:30。なかなかに遠い。
撮り鉄って訳ではないですが、駅の風景は大好きです。
輪行ってのは自転車と電車両方を楽しめるのである意味おいしい旅の
仕方だなぁと思います。
世界の車窓からタイム。
のと鉄道いいですよ!!車窓の風景が素晴らしい!
海と水田の長閑な風景が楽しめます。自転車とは違った視点から
景色を楽しむことができますよ!
あっ。ここにも花咲くいろはスポットが。
西岸駅を通過するときに数秒だけ目にすることができます。
撮りたいけど降りれない、って方は進行方向むかって左側の席にどうぞ。
そんなこんなで七尾駅に到着。
ここからはJR線で金沢駅まで行き、そこからは北陸新幹線で上野へ。
あとは常磐線に乗って日立方面へ。
JR七尾線では、昨日走っていて目にした地名を何度か見かけました。
一日掛けて走った距離を、電車に乗るとものの数時間で駆け抜けてしまう
感覚はなんだか不思議な感覚です。
たった2泊3日の旅行ではありますが、実に充実していた2泊3日でした。
とくに独特な地形と風景は一見の価値があります。
海岸線を時計回りに進めば、キツイ登坂も少なくかなり快適な旅ができるでしょう。
ぜひまた行きたいですね。
きっと何度行っても楽しめるサイクリングスポットだと思います!