キリストの墓まで600km自走しようとしたけど失敗した話 Part.1

1.キリストの墓を知っているか

「キリストはエルサレムゴルゴダの丘で十字架に磔された。」

これは世間で広く知れ渡っているキリスト処刑の言い伝えである。

特定の宗派に属すことの少ない日本人にとっても、ある種の伝説・物語として浸透している。

しかし、それを大きく覆す事実が、この日本にはある。

 

 

 

青森県新郷村

八戸市から約35km。電車はなし。バスは2つ乗り継がなければならず、

しかも日曜日は特定の区間は運休とアクセスが非常に限られた秘境の山村。

立ち寄るどころか通り過ぎることすらまず無さそうなこの地に、

一部のミステリーマニアを虜にする興味深い言い伝えがある。

 

 

 

ゴルゴダの丘で処刑されたのはキリストではなく弟のイスキリであり、

本人は新郷村(旧 戸来村)で106歳まで生き天寿を全うした。」

 

 

 

怪しい。怪しすぎる。

こんな怪しい伝説、自分の目で確かめなければ気が済まない。

この言い伝えは、かの有名オカルト雑誌「ムー」や、伝説的ゲーム「四八(仮)」、

そして物好きな方々のブログやTwitter等で発信されているが、

実際に箸を運びその事実を目の当たりにしなければ気が済まない。

 

行くか。自走で。

 

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2.ルート構築と行程

 

スタート地点は茨城県牛久市

ひたち野うしく駅前を起点に、ゴールを青森県八戸市八戸駅に設定。 

福島県の富岡~浪江区間は相変わらず通行止めのため、この20kmはバス輪行

 

ルートは宮城県まで太平洋沿いの国道6号を北上。

宮城県岩沼市国道4号に合流し、ひたすら内陸を進む。

仙台までのルートは、ほぼ昨年の牛タンライドと同様。

 

fukahire4031.hatenablog.jp

 

全長600kmの長丁場となるため、20km~30kmごとに休憩しつつ、

200kmごとにスーパー銭湯で大休憩。

特にタイムは意識していないけど、かならず日曜日にキリストの墓に

着かなければいけないため、48時間を一つの区切りとして走ってみます。

 

 

というわけでタイムスケジュール。

カッコ内の距離は総移動距離。カッコ外は実走行距離。

バス輪行があるため、実走行距離は20kmほど短くなる予定。

通過時刻はコンビニ休憩等込みで16km/h~17km/hで計算。

 

-- 5/17(金) ------------------------------------------------------------

00:00 | 0km(0km)         | 自宅

03:00 | 50km(50km)     | 茨城県水戸市 通過

06:00 | 100km(100km) | 茨城県高萩市 通過

09:00 | 150km(150km) | 福島県いわき市 通過

10:50 | 184km(184km) | 富岡駅前 到着

** バス輪行 **

11:40 | 184km(184km) | 富岡駅前 バス出発

12:10 | 184km(204km) | 浪江駅前 バス到着

14:50 | 225km(241km)| 天宝の湯 到着

** 大休憩 **

20:30 | 225km(241km)| 天宝の湯 出発

21:00 | 234km(250km)| 福島県新地町 通過

-- 5/18(土) ------------------------------------------------------------

00:00 | 284km(300km)| 宮城県仙台市 通過

03:30 | 334km(350km)| 宮城県栗原市 通過

06:30 | 384km(400km)| 岩手県奥州市前沢区 通過

08:30 | 414km(430km)| マース北上 到着

** 大休憩 **

13:30 | 414km(430km)| マース北上 出発

14:30 | 434km(450km)| 宮城県花巻市花巻空港前 通過

17:45 | 484km(500km)| 岩手県渋民 通過

21:00 | 534km(550km)| 青森県一戸町 通過

00:00 | 584km(600km)| 青森県八戸市 到着

-- 5/19(日) ------------------------------------------------------------

キリストの墓までぶらぶら

 

 

 

3.自転車と装備

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相変わらずのパナモリ、FRCC01。

 

ホイールはフロントがフルクラムのレーシング3、リアがレーゼロカーボン。

制動力重視でフロントはアルミリムを起用。

フロントだけ見れば、レーゼロカーボンもレーシング3も重量は大きな差はなし。

一方リアはかかりの良さとワイドリムによるエアボリュームを重視し

レーゼロカーボンをセット。

 

コンポもいつもどおり、5800系105を中心にクランクがスギノのマイティツアー。

 

ペダルは前回の瀬戸内海ライドから引き続き、SPDのPD-M8020。

 

バッグ類も変わらず、フェアウェザーのフレームバッグとトピークのバックローダー6L。

ただし、今回は補給食へのアクセス向上を狙ってトップチューブバッグを追加。

疲れてくると補給食を引っ張り出すのも億劫になってくるため、

エネルギー切れをおこさないよう常に眼の前に食事がある状態を用意。

 

 

4.気候

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今回はココ最近のライドを見ても、稀に見る好条件。

日本列島に張り出した高気圧のおかげで、北上する場合は常に追い風。

さらに、東京から西へ行く場合も追い風。

そのため、この週末は東京→大阪のキャノンボーラーが続出したとか。

 

天気も全て晴れ。

1週間前までは全日程雨予報だったため、いろいろと雨対策を講じていましたが、

日を追うごとに天気が改善していき、結果雨具は全くいらない状況に。

いいことだ。

 

 

*** 

 

 

さて、これほどの好条件に見舞われ、意気込んで望んだ茨城→青森600km。

タイトルですでにネタバレ状態ですが、その回収は後ほど。

 

 

つづく。