渋峠の規制が解除されたので記念にのぼってきた話(※追記あり)
祝!渋峠復活!!!
9/29(土)追記。
悲報、渋峠また規制・・・。
9/22(土)。群馬県草津町から長野県中野市へと抜ける峠道、
いわゆる渋峠の噴火レベルが下がり、自転車で走れるようになりました。
4月に大きな噴火が起こって以来、多くの自転車乗りが開通を待ち望んでいました。
正直、噴火のニュースを見たときはものすごく長い規制になると思っていました。
それ故、5ヶ月でふたたび走れるようになったのは大変嬉しいかったです。
でも、やっぱり待ってる時間は長かった!!
規制解除のニュースを目にしてから渋峠凸を決めるまではまさにノータイム。
すぐに空いている宿を探し、インプレッサに自転車を積み込み準備開始。
9/23(日)深夜、草津に向けて出発しました。
草津町に到着したのは朝7:30ごろ。
無料駐車場である天狗山第一駐車場に車を停め、自転車の組み立て開始。
カメラやらウィンドブレーカーやら荷物を用意し、8:00出発。
今回はパナモリ+レーシング3の組み合わせ。
パナモリを買うきっかけとなったこの渋峠へ、ようやく連れてくることができました。
国道最高地点でBASSOの青いVIPERに会わなければ、パナモリを買う踏ん切りが
ついていなかったかもしれません。感慨深い。
さてルートですが、昨年と同じ草津町からのぼり国道最高地点を経由しつつ
渋峠ホテルへ向かい、折り返しつつ万座三叉路から毛無峠へ寄り道しながら
戻る流れです。
最初の3kmくらいは森の中。なんだかんだ最初が一番勾配がキツイかも。
5kmも走れば木々は低くなり視界が一気にひらけます。
いわゆる殺生河原。白根山のロープウェイもこの辺です。
青い空に硫化水素の香り!効く!!!
標高は1,700mあたり。いわゆる山地帯~亜高山帯。
こういう場所を一人で走っているとき、ロードレースで逃げをうち
一人黙々とゴールを目指す選手になりきるとすごく楽しいです。
(トーマス・デヘントが好きなだけです。)
そういえば、今回は途中で工事をしており、1車線ずつの通行となっていました。
信号待ちをしていると、当然後ろにはバイクや車が。
青に変わる少し前に手と目線で「すみません!先に出ます!」の合図。
青に変わった瞬間、後続をなるべく詰まらせないようにアタック開始。
1車線区間を超えて後ろから車が追い抜いたとき、窓から少年の応援が!
ふだん一人で走ってるので、応援なんてされると嬉しくてたまりません。
気を良くしながらぐんぐんのぼります。前回よりも明らかに足取りが軽い…!
写真を取りながら1時間20分程度で国道最高地点に到着!(逆光)
やっぱりここは特別です。「最高地点」という響きがたまりません。
写真を撮っていると通りすがりのおじさんに話しかけられ世間話。
「横手山行ったことない?ぜひ行ってきな!いい眺めだよ!」ですって。
おじさんと別れ、渋峠ホテルへ。すると、何やら警察が。
どうやら開通に合わせて交通安全の声掛けイベントをやっているようでした。
ん?なにかビニール袋を配ってる・・・。
∧ ∧
えのき(●` ● ´●)
2袋入ってました。どうすりゃいいんだ…。
とりあえず自転車を駐輪し、えのきはハンドルに引っ掛けときました。
渋峠ホテルで最高地点到達証明書を購入。前回とは違うデザインを買いました。
5種類あるのであと3回は来ないとですね。
渋峠ホテルでは焼き立てのパンが食べられるのですが、焼き上がるのは
11:00とのこと。まだまだ時間があるので、おじさんに教えてもらった
横手山へ登ることに。
らくちん( ◠‿◠ )
15分ほどで頂上です。
山頂には神社があるようなので行ってみることに。
到着です。お賽銭がおいてあったので、これが神社なようです。
自分もお賽銭して安全祈願。
神社からの帰り道にゴゼンタチバナとエゾリンドウを発見。
大学時代は富士山で植物の研究をやってましたが、もっぱらカラマツとシラビソと
ミヤマヤナギが対象だったのであんまり種類を知りません…。
でも山に行くとかならず植物が気になってしまいます。
さて、ゴンドラ乗り場まで戻ってあたりを見回すと建物が2つ。
ヒュッテとカフェがあるようです。どちらも軽食が取れるようでしたが、
ヒュッテはかなり行列ができていたのでカフェへ。
??? クランペットとは?
Wiki「クランペットとは、小麦粉と酵母で作る塩味のまたは甘い軽食パンである。」
イギリスのパンみたいです。初めて見ました。
せっかくなのでお昼はりんごジャムのクランペットです。
香ばしい表面と薄く塗ったバターの相性がよく、そこにりんごのジャムが乗って
甘酸っぱさが加わって美味しいです。
うん、おやつだ。
おやつ、もとい昼食を食べて渋峠ホテルへ。
あ、ちゃんとえのき残ってる。この先生きのこる。
とりあえずバックポケットに入れて持ち帰るスタイルで。
背中をえのきに預けたら万座三叉路に向けてダウンヒル開始です。
雲が出てきたため、一部区間は視界が急に悪くなります。
今回のベストショット。
正直、渋峠はどこで写真とってもベストショットになるくらいです。
万座三叉路からは急坂のつづら折りを下り、15kmほど走ると毛無峠に着きます。
道中は1車線の林道を進みます。辺鄙なところの割には意外と車とすれ違います。
あっ…。
さて、毛無峠と言ったらこの画像ですね。
もちろん風景もすばらしいです。
かなり風が強い場所なので自転車を自立させるときはお気をつけて。
帰りの万座温泉から国道292号へ合流するつづら折りの登坂がなにげに難所。
距離3.5km、平均勾配6.4%、最大勾配14%。
荷物を積んでたら脚をつきたくなります。軽装でよかった…。
雲の中を走ることになってしまいましたが比較的視界は良好で助かりました。
無事下りきったあとは宿に戻り温泉とビール。
自転車乗ったあとの風呂上がりビールは格別。癖になります。
火山規制が解除されてたくさんの人が国道最高地点を目指すことと思います。
もしこれから渋峠を訪れる際は、ぜひ草津の宿とカメラの用意をおすすめします。
今後も噴火が落ち着いたまま、ずっとこの渋峠が登れれば嬉しい限りです。
おわり。